21世紀を迎え、いよいよ我が国にも本格的な情報化時代が到来しています。また、兵庫県内にも多数の情報化関連事業所がそれぞれ企業や公共団体の情報化への事業に取り組んでいます。
 今後、ますますIT(情報技術)、情報化の重要性は大きく取り上げられてくることでしょう。こうした情報化の中でも、近年、コンピューター技術の進展により、インターネットという新しいメディアが爆発的な勢いで普及しています。それに伴い企業のホームページも増加し、これらホームページ制作はソフトウェアの発展により大手制作会社のみでなく、個人でも制作できるレベルにまで達しております。
 一方、企業のホームページの位置づけは、作っただけで良い時代から積極的に活用する時代に突入しております。E.Commerceに代表されるように、これらは、広報を目的とする「奇麗なだけ」のホームページ制作から、企業の様々な事業活用の効率化へとその効果を求めたものへの変化と捉えることができます。
 また、ホームページの位置づけは、他媒体とのリンケージによって、より効果的な機能や効果を 果たす方向に進んでいます。例えば、既存のカタログに替えて、CD-ROMを用いた電子カタログが浸透しつつあります。これは、既存の紙媒体であるカタログと違って多くの機能を持たせることが可能になっています。そして、ホームページとの組み合わせによって、より新鮮な情報を提供したり、双方向のコミュニケーションを行なう新媒体としての位置づけを得ようとしています。
  また、昨今の就業形態の多様化に伴い、SOHO(Small Office Home Office)と呼ばれているワークスタイルがある。通産省では「マイクロビジネス」、郵政省は「テレワーカー」、労働省は「在宅ワーク」、国土庁、建設省は「サテライト住宅、電脳化オフィス」とよばれているものである。これらのSOHOのうち、インターネットやパソコンの急速な進歩と普及により、これらを活用したニューブリードな個人や小人数仕事集団の起業家による情報技術・知識専門型の対事業所、対個人のサービス業をデジタルSOHOと位置づけています。
 私たちは、1999年5月以降、「PCデイ」という先進的な情報教育、教育プログラムの実験推進を通じて、多くのノウハウを共有化することができました。そして、このプログラムで、相互に地域貢献のみならず、人的ネットワークの構築という利点にも恵まれました。一方、「ネットデイ」という「ボランティアが中心になって学校のネットワーク利用環境の構築を支援する活動」というボランティア活動への参加を通じて、情報化教育への技術的アドバイザーとなり得たことや相互の技術の公開や業務の相互援助へと進展してまいりました。
 こうしたデジタルSOHO事業者である私たちは、「ライフスタイルに左右されないワークスタイル」という、いつでも柔軟でありたいと願う一方、クライアントからの受託やコラボレーションのためのスキル向上にも注力している。しかし、SOHOが抱える資金調達、法人化、受託条件整備、営業力強化、福利厚生、マルチネット被害などの諸問題への一体的な取り組みは容易ではない。いつまでも、安価な自宅労働力、電脳内職でもないだろうと考えています。
 こうした時代の潮流を捉え、私たちの目的はクリエイティブ系、マーケティング・コンサルテーション系、 コンピューター・ソフトウエア系の各専門知識をもつ小規模事業者の知的資源をコラボレーションし、有機的に相互扶助していくことにより、大企業と同等の事業体制を構築することにあります。そして大きくはこの兵庫県域における情報化進展の一助としたいと考えています。 以上の趣旨のもと、私達は事業協同組合を設立し、ソーホー事業者の経済的社会的地位の向上を図るため、共同受注事業、共同購入事業を中心として、組合員の経営の効率化、近代化に資する事業を展開することを目的として設立いたしました。